52 乳がん ステージ2b 女性 55歳

Q あなたの性別は?

A 女性

Q オンコロジーで治療を受けたときの年齢を教えてください。

A 55歳 から56歳にかけて

Q オンコロジーで治療を受けたがんを教えてください。

A 乳癌

Q ステージはいくつでしたか?

A StageⅡb T2N1M0

Q 転移があった場合、それはどの部位でしたか?

A リンパ節のみ

Q オンコロジー受診以前のがん治療は?ありの場合は具体的に、どんな治療でしたか?

A あり。 化学療法(weekly)

Q それは効いていましたか?

A 原発巣が小さくなりました。

Q オンコロジーではどのような治療を受けられましたか?

A 放射線治療のみ

Q オンコロジーでの治療から何年経過されていますか?

A 開始から5年

Q オンコロジーで治療中や治療後に困ったことや不安だったことは?

A 痛みや不安でいっぱいいっぱいになってしまった時。「そんなこと」では先生に相談ができなかった。

Q 経過観察はどのように過ごしてこられましたか?何かしらの補助療法を行っていたら教えてください。

A 美味しく食事をし、以前と変わることなく仕事をしています。

Q 再発や転移はありましたか?ありの場合、部位はどこで、どのような治療を受けられましたか?

A なし。

Q オンコロジー受診から5年以上経って、現在不安に思っていることや困っていることはありますか?気になることなどございましたらお聞かせください。

A 乳癌は「10年」と聞き、まだまだなんだなと怖いです。(現在、不眠と戦っております。)

Q オンコロジーで治療を受けて、良かったことがあったらお書きください。

A 何もかも「普段通り」に暮らせる幸せです。

Q がんになる前と現在とで人生観などに変化がありましたか?

A 「生きること」「家族」当たり前のものが「大切なもの」「かけがえのないもの」と再認識しました。

Q オンコロジーのスタッフへ どうぞひとことお書きください。

A いつもお心遣いくださり、ありがとうございます。これからも宜しくお願いいたします。技師の皆様、治療時は本当にありがとうございました。
皆様の笑顔に勇気づけられておりました。

<植松医師からのコメント>
このアンケートにご回答頂いた患者様は、平成24年11月に当方を初診された乳癌の患者さんで
T2N1M0 StageⅡbの状態でした。
こちらを受診されるまで大学病院で抗癌剤の治療を受けておられ少し病巣が小さくなっている状態でした。ご病気になるといろいろ心細いことなどおありになるようですが、当方を受診後は放射線治療のみを行い5年以上再発転移なく元気にしておられます。

以下はアンケートとともに患者様が送ってくださったお手紙です。

2012年夏、『大学病院』にて、手術にむけての「抗がん剤」治療⇒3週間連続・1週休みという「Weekly投与」を、なんら疑問も持たずに開始しました
……手足の指の麻痺に近い痺れ・脱毛etc.とても重い副作用が出て、約1カ月半経過したとき、このままでは病巣をやっつけるのではなく…【わたし】が死んでしまう……ということに気づき…
改めて主人とふたり…ネットや書籍で長い時間をかけ…植松先生のことを知り、ご相談に伺いました
病院を変わる際に、脅迫めいた言葉を並べてきた大学病院での「標準治療」からの脱出でした

一休さんのような頭髪を悲しく鏡で映しながら…心から納得のいく治療を受けようと、鹿児島でのホテル生活と通院治療を開始しました
告知当時(前病院)は「いつ死んでもいいかな…」と思っていたのですが、植松先生の治療を受けることに決め、病気ときちんと向き合うようになり…鹿児島の街を歩きながら「生きる喜び」そして「感謝」を噛締めることができました
共に涙してくれる主人に「感謝」…おいしいものを食べて「感謝」…苦しみを共有できる友とのおしゃべりに「感謝」…そして何より…先生とスタッフのみなさんに「大きな感謝」の日々でした

現在、学生のころから大好きだった奈良に家を借り…
東京で仕事を集中して片づけては奈良に向かう…という、行ったり来たりの生活です
広い空と風を感じ…桜や紅葉を愛で、限りある時間を心豊かに過ごしたいと思っております

悲しいかな「再発」「転移」の言葉に怯えながらではありますが…五年を迎えることができました
そして今、欲張りで恥ずかしいですが…もっと「生きたい」と願っています

そんなチャンスを下さった先生…
心から感謝しております、ほんとうにありがとうございました
これからもどうぞ宜しくお願い致します