18 前立腺がん 男性 62歳

 
Q オンコロジーで治療を受けたときの年齢を教えてください。

  A 62歳
 
Q オンコロジーで治療を受けたがんを教えてください。

  A 前立腺癌
 
Q ステージはいくつでしたか?

  T2bN0M0 PSA:18.26
GS:4+4=8

  
 
Q 転移があった場合 それはどの部位でしたか?

  A 転移はありませんでした。
 
Q オンコロジー受診以前のがん治療は?ありの場合は具体的にどんな治療でしたか?

  A あり。男性ホルモン抑制剤の服用
 
Q それは効いていましたか?

  A PSA値の上昇速度を緩和はしましたが、上昇傾向をとどめることはできませんでした。 
 
Q オンコロジーではどのような治療を受けられましたか?

  A 放射線治療のみ。
 
Q オンコロジーでの治療から何年経過しましたか?

  A 5年

Q オンコロジーでの治療中や治療後に困ったことや不安に思ったことはありますか?

  A 基本的にはありませんが、事前の検査というものがなく、直ちに治療が始まったことには驚きました。
 
Q 治療後の経過観察はどのように過ごしてこられましたか? 何かしらの補助療法を行っていたら教えてください。

  A 年に3~4回診察していただき、PSA値の測定をしているのみです。
 
Q 再発や転移はありましたか? 再発や転移があった場合、どのような治療を受けられましたか?

  A なし。
 
Q オンコロジー受診から5年以上経って、現在不安に思っていることや困っていることはありますか?気になることなどございましたらお聞かせください。

  A 疑問に思っていることがひとつあります。オンコロジーの癌治療成績は国内もしくは世界有数だと思うのですが、それにしては来診者が増えている印象を受けないことです。

 
Q オンコロジーで治療を受けて、良かったことがありましたら教えてください。

  A 治療に全く苦痛が伴わないことです。
 
Q がんになる前と現在とで人生観などに変化がありましたか?

  A 死の可能性に直面した時、自分の内的状態がどのようになるのかを確認できたことは、よい経験であったと思います。
 
Q オンコロジーのスタッフへ どうぞひとことお書きください。

  A 放射線技師の方々の顔ぶれが変わらないということは、治療を受ける側にとっては大きな安心感につながります。女性のスタッフがある程度入れ替わっていくのはやむを得ないと思われますが、みなさん大変親切です。

 
 
<植松医師からのコメント>
このアンケートにご回答頂いている患者さまは、PSAの値もそれなりに高くGleason scoreも8とおとなしいとは言えない前立腺癌のT2bN0M0の状態で当方を受診されました。
当方を受診する前にホルモン療法を受けておられましたが、ある程度PSAの値は低下いたしましたが、それでご病気がコントロールされるという状態にはなっていませんでした。
すでに十分な検査を済ませておられましたので、当方を受診した後、すぐに放射線治療のみを行い経過を診ていますが、全く問題なく丸5年が経過したところです。
この患者様が当方を受診されたとき、当方はかなり忙しくて、毎日朝の8時から夜の10時、11時くらいまで治療を行っていました。過剰労働で困っていましたので、現在の少しゆとりのある働き方で十分にありがたいと思っています。