4 肺転移(腎がん術後) ステージⅣ 男性 62歳

 
Q あなたの性別は?

  A 男性
 
Q オンコロジーで治療を受けたときの年齢を教えてください。

  A 62歳
 
Q オンコロジーで治療を受けたがんを教えてください。

  A 肺転移(腎がん術後)
 
Q ステージはいくつでしたか?

  A Ⅳ
 
Q 転移があった場合、それはどの部位でしたか?

  A 肺。
 
Q オンコロジー受診以前のがん治療は?ありの場合は具体的に、どんな治療でしたか?

  A あり。手術。
 
Q それは効いていましたか?

  A 腎臓を手術してから肺に転移して再度手術を受けました。
 
Q オンコロジーではどのような治療を受けられましたか?

  A 放射線治療のみ。
 
Q 平成28年現在、オンコロジーでの治療から何年経過されていますか?

  A 6年以上。
 
Q オンコロジーで治療中や治療後に困ったことや不安だったことは?

  A 全く不安はありません。
 
Q 再発や転移はありましたか?ありの場合、部位はどこでどのような治療を受けられましたか?

  A あり。腎臓から肺。手術。
 
Q それは効きましたか?

  A 転移しました。
 
Q オンコロジーで治療を受けて、良かったことがあったらお書きください。

  A 先生が自信を持って説明して下さいました。
 
Q がんになる前と現在とで人生観などに変化がありましたか?

  A 生きている喜びを感じています。
 
Q オンコロジーのスタッフへ どうぞひとことお書きください。

  A 優しくて親切なのでうれしいです。
 
 
<植松医師からのコメント>
このアンケートにご回答頂いた患者様は2005年に右の腎臓がんで腎臓摘出手術を受けインターフェロンによる術後の薬物療法を行っていました。しかし1年あまりで右の肺に転移と思われる影が認められ増大傾向になる為2007年右肺の転移病巣を切除されました。
その後も経過観察を続けるうちに2008年5月に左右の肺に一ヶ所ずつ更に転移病巣が認められ、その際に受診した呼吸器外科の先生から当方を紹介されたという経緯をたどっています。
当方を受診されてから左右の肺に1か所ずつ放射線治療を行い、その部位については7年以上コントロールされたままです。
ただ、さらに経過観察を続けるうちに2009年の11月に右肺、2010年9月に右肺、2011年4月に右肺とそれぞれ別の場所に3ヶ所肺転移がでて当方で放射線治療を行っています。
切除された部位と合わせると肺転移の数はこれまで6ヶ所に及んでいますが、当方を受診してからすべての薬物療法を終了し、2011年以降約5年間新たな転移病巣が全く出現しておりません。手術を受けられた後も、数回放射線治療を受けられた後も、毎年のように肺転移が出現していたわけですが、この5年間肺転移が全く出現していないということから患者様のからだの中で免疫スイッチがしっかりと入ったために転移がでていないのだろうと考えております。