8 前立腺がん  男性 68歳

 
Q オンコロジーで治療を受けたときの年齢を教えてください。

  A 68歳
 
Q オンコロジーで治療を受けたがんを教えてください。

  A 前立腺がん(PSA118.4)
 
Q ステージはいくつでしたか?

  A 
 
Q 転移があった場合 それはどの部位でしたか?

  A なし。
 
Q オンコロジー受診以前のがん治療は?ありの場合は具体的にどんな治療でしたか?

  A あり。(月1回、3年間腹部への注射。リューブリン?)投薬なし
その他、がんに効くといわれる民間療法の①フコイダン ②ムラサキイペ ③アガリクスを自ら購入し飲用。

 
Q それは効いていましたか?

  A 民間療法が効いたとは思えないが、ホルモンの注射が効いてPSA値が次第に下降して0点代になり、上昇に転じようとしていた矢先、オンコロジーと奇跡的なご縁あり。
 
Q オンコロジーではどのような治療を受けられましたか?

  A 放射線治療のみ。
 
Q オンコロジーでの治療から何年経過しましたか?

  10年?

Q オンコロジーでの治療中や治療後に困ったことや不安に思ったことはありますか?

  A 全くなし。
 
Q 治療後の経過観察はどのように過ごしてこられましたか? 何かしらの補助療法を行っていたら教えてください。

  A 何もしない。
 
Q 再発や転移はありましたか? 再発や転移があった場合、どのような治療を受けられましたか?

  A 全くなし。
 
Q オンコロジー受診から5年以上経って、現在不安に思っていることや困っていることはありますか?気になることなどございましたらお聞かせください。

  A 全くなし。
 
Q オンコロジーで治療を受けて、良かったことがありましたら教えてください。

  A 治療がシンプルなこと。無駄や重複がないこと。水がおいしかったこと。植松先生、技師以下スタッフが充実していること。待ち時間のBGMが優しく明るく楽しかったこと他。
 
Q がんになる前と現在とで人生観などに変化がありましたか?

  A 頂いた命を①自分のため、②他人のために使わして頂こうと思ったこと。必然の死が来るまで前向きに上を向いて明るく生きなければ損だということ。
 
Q オンコロジーのスタッフへ どうぞひとことお書きください。

  A 最初の病院では家内と娘を前に「10か所の内9か所ががん。そのうちの一つが最悪のがん。まったくダメ、ぜーんぶダメ!」と他の患者が大勢居る中で大声で宣告された。その時、私は絶望と同時に、この医者をバカかと思った。連日朝から60名以上の外来や通院者のため、多忙なうえに、スタッフのレベルが低く、採血もヘタで最後は指の血管から採る始末。激務の中、やむを得ないことかも知れないが正直すべての動作が粗野。患者に対しても物(ゴミ)処理の物理的対応であった。その点、オンコロは、植松先生を始め、受付、看護士の方々、技師の方々は患者を一人の人格を持った人間として尊重し、一人一人の個に応じた、心に届く応対をされていた。特に技師の方々の笑顔と温かい言葉には、ものすごく励まされた。スタッフ一同さまの崇高な人格は、今も私の理想として心奥に輝いている、こころから感謝してアンケートを終わります。
 
 
<植松医師からのコメント>
このアンケートにご回答頂いている患者さまは平成20年2月に当方を初診された前立腺がんの方で当方を受診される前、泌尿器科の施設で約3年間にわたってホルモン注射を受けておられました。ホルモン療法を行う前のPSAの値は118.4と非常に高くホルモン療法によってその値が0.04まで低下していましたが当初のPSA値が非常に高かったため元々の泌尿器科医では根治療法の適応にはならないと判断されておりました。
患者様やご家族が根治的な放射線治療を希望され、当方を受診され放射線治療を行ったのち約8年にわたり再発・転移を認めておらず、PSAも低下したままです。
ホルモン剤の治療は当方で放射線治療をスタートすると同時に止めておりますので、こちらももう8年間一切ホルモン剤を用いていない状態で経過を診ています。当初のPSAの値が高いと半永久的にホルモン剤を投与されてしまう前立腺がんの患者様が多いのですが実際には無駄な治療を受けているということがこの患者様の経過からわかります。